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暇なときに綴る日誌


by kenhorike5533
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すっきり

5月、任地ワイグヤで布サッカーボールを使用しゴミ拾いイベントを行った。その後、首都の事務所で環境啓発を目的としてボールを展示していた。6月から南アでW杯があったこともあり、このサッカーボールを使いもっと大きな啓発ができないか?という話からブルキナで一番大きなイベントであるSIAO2010への参加を決意した。
環境省はすぐに同意してくれ話が進むかに見えたが、スタント代が高く、SIAOでの活動が不透明な点が多くJICAからは中々承認されなかった。
環境省の了解を受けた後、グループメールで展示販売・ゴミ拾いへの参加を隊員に呼びかけた。その結果、展示販売への参加4団体、SIAO協力ボランティア11名となった。人数も増え金銭面で変更点が多く出た。
実際の準備は想像以上にはかどらなかった。結局本番までスケジュール・要項を入手することができず、2年前に出店している3団体からも販売データ等参考になるものが得られず、すべてを想像で進めるだけとなった。ボランティアも参加団体もブルキナ中に散っているため顔を合わせて話し合うこともできず、連絡をうまく取れない隊員もいた。
16人分の入場許可証を要求していたが思った以上にうまくいかなかった。8月から毎週SIAOに行き環境課の担当者と話し合い、そのたびに「その活動はすばらしい!入場許可証は問題ない」と言われていたが、環境省からの要求書を紛失したり、お金を要求されたり、いなかったり。結局入手できたものの一番振り回されたものが入場許可証だった。
SIAO3週間前に環境省で参加NGOと上司(DP・DR)と最終調整を行った。そこで横断幕に環境省の名前を入れるのなら誰か職員を派遣しなければならない、それが無理なら環境省の名前はかけないと言われ、話し合いの結果環境教育担当のボンクングーが参加することに決まる。その場で日当等一切出ないという話をするとJICA苗畑プロジェでは日当や宿泊費が出てるから出ないのはおかしいと言われる。その場にいたNGOの人も事前に納得していたはずなのに出せといってくる。結局お金が出ないことを了承してもらい、参加できることがどれだけ大事かを確認し合い話し合いを終えた。その話し合いの中でNGOの二人がSIAO近くに住むボンクングーの家に泊まることが決まったのはうれしかった。
SIAO2週間前にDRから全国の環境省・中央各省に参加報告を行ってもらう。上司が参加を喜んでくれ活動を積極的に後押ししてくれることが大きな支えとなった。

小学校でゴミ拾い・環境教育
当初はワイグヤで環境省と協力の下、ゴミを集めボールにゴミを詰めるイベントを企画していたが、SIAO自体の目的が変わり広報活動をワガでするためSIAO周辺の小学校でも実施することとなった。
SIAO周辺の学校で環境に興味があり、物や金を要求してこない学校がここだったので少し遠いがウェングディ小学校を選んだ。

15時はまだまだ暑くゴミ集めは厳しいものとなってしまった。先生からゴミを集める意味・分別することを説明してもらい男子が「燃えるゴミ」女子は「燃えないゴミ」と担当を決め45分間行った。
その後、早く帰りたいから先におもちゃ作りをやってほしいという記者の意見を無視してボンクングーに環境教育「ゴミ」をしてもらう。
その後、隊員を中心におもちゃ作りを実施する。
これからSIAO期間中みんなと協力できることを心強く感じた。
翌々日の新聞報道ではカラーで大きく取り扱ってくれた。結果が形になりにくい活動なだけに士気が上がる要因となるはずだった。しかし、名前・写真が載らなかったボンクングーがSIAOに参加しないと連絡してくる。もうナレルバの二人がワガに向かうバスに乗った後の話である。宿泊地はどうにかなったが、彼に期待していた責任感ややさしさがまったく感じられず、とても残念だった。

SIAO本番(2年に1度のアフリカ民芸品展示会)
今回のSIAO参加は協力してくれる隊員が多く、裏方に徹することができた。展示販売・ゴミ集め・ゴミおもちゃ作りイベントをそれぞれチーフの隊員がその他の隊員・ブルキナベと協力し実施してくれた。10日間は長いが、最初からできることばかりではなく段々改良し、より良いものにしていく期間としては程よかった。
商品の配置をどうするか、ゴミ集めの回数や時間、取材の対応を誰がするか、食事について、そろいのTシャツに1団体の名前しか入っていない、偽札、もっと根底から目的について、疲れや予想以上の暑さの中、様々な問題が噴出したが皆逃げることなく話し合い解決していった。(この暑さ・・・いるだけで大変)
日本人だけで参加できればどれほど楽だっただろう。しかし、様々な問題をブルキナベと協力し解決し、彼らからも多くのことを学ぶことができたことを考えると今回の活動はとても大きな意味があった。小学校・事前準備、そして本番10日間、活動が様々な形で結果となり参加者の大きな支えとなり自信となった。好調だった展示販売、新聞・テレビから注目を浴びたゴミ拾い活動、毎日人だかりが絶えなかったおもちゃ作り、そして書道イベントでステージに上がらせていただきSIAOで行ったJICAの活動紹介。参加者(日本人・ブルキナベ)が笑顔で自発的に活動し支えあえたことが何よりもうれしい。任地に戻った後、配属先との関係を心配していたが、環境省の職員が皆参加をねぎらってくれた。


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SIAO最終の土日 最後花火で感動的なフィナーレって思ってたのに 何十発で あっけなく終わった・・・ 低くて SIAO内から見れないし いよっ ブルキナ!


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にんちから連れて行った 村の二人 ワガが初めてで フランス語もしゃべれず 人 警察 車 すべてにおびえてて大変だった ふたりの笑顔はメンバーのオアシスになった


久々の任地は乾季がスタート 砂ぼこり ひどい・・・

今年は大統領選挙(今月) アフリカ的に8年は今の大統領でかたいらしい 自分が再出馬できるよう法律も変えたらしい アフリカ的なことらしい
ブルキナ中 コンパオレ大統領の顔入りのTシャツや服であふれてる 大統領も着てる 恥ずかしくないのだろうか!? これだけ物ばら撒く金をどうしたんだろう!? 金と物さえもらえれば 集まるし 文句も言わない 民衆。SIAOは終わったが これから タバスキ(ラマダンあけ1ヵ月後の祭り) 選挙 独立記念祭 アフリカ映画祭 とブルキナでまれに見る目まぐるしい行事が続く!


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みんな着てる うしろの馬も写真貼ってるし 乗ってる人も全身コンパオレの写真入の布


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会場にあふれる 人 そして ゴミ

うちのガルディアン(警備員)間が悪い ラマダンの打ち上げも タバスキも 祝儀を渡そうとしたときに限って寝てる 運のない人だな~


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任地に帰ってきて 同僚と植林後のケアで村へ 柵つくり 左が 私のNEWバイク クリプトン!同僚とお揃い


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土日 環境省で 5つの村から小学生から高校生まで集めて環境教育 隊員がいなくても この環境省問題なし みんな仕事の意識が高い
by kenhorike5533 | 2010-11-15 18:48